ゴルフ場をより便利に使いたい、気兼ねなく一人で楽しみたい人に人気のゴルフ会員権は、資産や投資目的で購入する人も増えています。ある程度の資金がなければ購入することが出来ないもので、高額で取り引きされることが一般的です。会員登録すると優先的にゴルフ場を使える、混雑時もスムーズにプレイ出来るなどのメリットがあります。誰かに受け渡すことも可能で、名義さえ変更すれば他の人も使える仕組みです。
自分が所有しているゴルフ会員権を売却した場合の利益を得ると、譲渡所得として取り扱うことになります。ゴルフ会員権の譲渡所得の計算方法は、以下の通りです。譲渡による収入額から、取得時と売ったときの費用を足した額を引きます。さらに特別控除の50万円を引くと、譲渡所得が分かるのです。
ゴルフ会員権を持っていた期間が5年以下ならそのままの金額、それを超していると課税対象は半分になります。総合課税として扱うので、他の所得とあわせて確定申告をしましょう。利益を出した年の翌年の2月から3月の決められた期間に、確定申告を済ませます。反対に売却をして損失が生まれたら、譲渡所得内の利益から失った分を差し引いて計算します。
細かな計算やルールが分からないときには専門家である税理士に相談して、正しく確定申告をするようにしましょう。勘定科目や経費などの計算が必要なケースもあるので、困ったときには税理士に相談するのがおすすめです。書類の書き方や提出方法も教えてくれるので、確定申告の勉強にもなります。